「フードロス」という言葉を聞いたことがありますか?毎日、私たちの家庭でどれだけの食材が無駄になっているか考えると驚くかもしれません。特に野菜は、保存方法や使い方次第でその寿命が大きく変わります。
本記事では、500円以内で作れる野菜の有効活用レシピや、フードロスを防ぐための保存テクニックを詳しく紹介します。
さらに、企業やNPOの取り組みも紹介し、社会全体でのフードロス削減の現状と対策についても触れます。
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フードロス・食品ロスとは?
フードロス・食品ロスは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことを指します。
フードロス・食品ロスには、流通段階で廃棄する「事業系食品ロス」と、自宅での食べ残しや廃棄などの「家庭系食品ロス」があります。
実際にフードロス・食品ロスとして捨てられるものには、下記のようなものがあげられます。
- 形が崩れたりした食品
- 規格外の商品
- 賞味期限切れや賞味期限が近くなった商品
- 傷やへこみ、汚れがある商品
- 過剰在庫などで価格が下落した商品
- 家庭、飲食店での食べ残し
フードロスは環境にも重大な影響を及ぼします。
廃棄された食品は、焼却や埋め立てによって処理されることが多く、これにより大量の二酸化炭素が排出されます。
また、食品廃棄物が分解される過程でメタンガスが発生し、これは温室効果ガスとして二酸化炭素の約25倍の温暖化効果を持っています。
フードロスを減らすことは、地球温暖化対策にも直結していて、日本だけでなく世界でも課題となっています。
日本のフードロス・食品ロスの状況
日本では、本来食べられるのに捨てられる食品「フードロス・食品ロス」の量は年間570万tになっています。(令和元年度農林水産省の資料より)
日本人の1人あたりのフードロス・食品ロス量は1年で約45kg。これは、日本人1人当たりが毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのと近い量になります。
また、食品ロスを含めた多くのごみを廃棄には、多額のコストがかかります。可燃ごみを燃やして出る二酸化炭素など環境に負担も。
日本のフードロス・食品ロスの量は年々減ってきているものの、私たちのそれぞれが、意識や行動を少し変えることも必要かもしれません。
野菜のフードロス削減方法
賢い買い物のコツ
買い物リストの作成
フードロスを減らすための最初のステップは、計画的な買い物です。
買い物リストを事前に作成することで、必要なものだけを購入し、無駄を減らすことができます。冷蔵庫やパントリーの中身を確認し、足りないものをリストアップしましょう。
また、週ごとのメニューを考え、それに基づいて必要な食材をリスト化するのも効果的です。これにより、重複購入を防ぎ、食品を無駄にすることが減ります。
シーズン野菜の活用
シーズン野菜を購入することも、フードロス削減に有効です。
シーズン野菜は、旬の時期に収穫された新鮮な野菜で、栄養価も高く、価格も手頃です。これにより、野菜が長持ちし、腐敗しにくくなります。
さらに、シーズン野菜を使ったレシピを活用することで、毎日の食卓にバリエーションを持たせることができます。
地元の農産物直売所などを利用するのも良い方法です。
保存方法でフードロスを防ぐ
冷蔵・冷凍保存のポイント
正しい保存方法を知ることで、野菜の寿命を延ばし、フードロスを減らすことができます。
冷蔵保存では、野菜ごとに適切な温度と湿度が異なるため、冷蔵庫の野菜室をうまく活用しましょう。例えば、葉物野菜は湿度の高い場所が適しており、根菜類は冷暗所で保存するのが良いです。
また、冷凍保存も効果的です。使い切れない野菜を冷凍しておけば、長期間保存でき、必要な時にすぐに使えます。
常温保存の工夫
一部の野菜は、冷蔵ではなく常温保存が適しています。
例えば、ジャガイモや玉ねぎは冷暗所で保存すると長持ちします。
また、トマトやバナナは冷蔵庫に入れると逆に劣化が早まるため、常温で保存するのが適しています。
これらの野菜を適切に保存することで、鮮度を保ち、フードロスを防ぐことができます。
企業や団体のフードロス対策
スーパーやコンビニの取り組み
賞味期限間近のセール
スーパーやコンビニでは、賞味期限が近づいた商品を割引価格で販売することで、フードロスを減らす取り組みを行っています。
これにより、消費者はお得に商品を購入でき、店舗側は廃棄を減らすことができます。
多くの店舗では、賞味期限間近の商品を一箇所にまとめて展示し、消費者が簡単に見つけられるように工夫しています。
廃棄野菜の再利用
廃棄野菜の再利用も重要な取り組みです。
例えば、一部のスーパーでは、形が悪かったり傷がついたりしているが、食べるには問題のない野菜を集めて、特別価格で販売しています。
これにより、野菜の廃棄を減らし、消費者にとっても経済的な選択肢が増えます。
また、一部のレストランやカフェでは、こうした野菜を使ってメニューを提供することで、フードロス削減に貢献しています。
NPOやボランティア団体の活動
フードバンクの運営
フードバンクは、食べられるにもかかわらず廃棄される食品を集め、必要としている人々に提供する活動を行っています。
これにより、フードロスを減らし、食料不足に苦しむ人々を支援することができます。
多くのフードバンクは、スーパーやレストランから寄付された食品を受け取り、地域のコミュニティや福祉団体と連携して配布しています。
教育プログラム
教育プログラムも重要な役割を果たしています。
NPOやボランティア団体は、学校やコミュニティセンターでフードロス削減のためのワークショップやセミナーを開催し、消費者の意識を高める活動を行っています。
これにより、次世代にわたって持続可能な消費習慣を根付かせることが期待されています。
フードロス削減のためのおすすめ通販サイト
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ポケットマルシェ(ポケマル):全国の生産者さんと直接つながるサイト
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新鮮でおいしい食材が産地直送で自宅に届きます。
取扱商品 | 野菜、果物、米・穀類、お茶、魚介類、肉、卵・乳、蜂蜜、加工食品、花・観葉植物 |
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会員登録 | 無料 |
送料 | 配送手段、配送料金は商品によって異なる |
支払方法 | クレジットカード(単品商品の場合はApple Payも可能) |
特徴 | 全国の生産者さんと直接つながれる
珍しい食材が手に入る |
ポケットマルシェの特徴は、直接生産者さんとつながれて、気になることがあれば、直接質問できるというところ。
美味しい調理方法を知れたり、美味しいという声を直接届けることができるのも嬉しいですね。
普段食べない食材に出会ったりもするので、調べるのがたのしくなりますよ。
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取扱商品は、食品、スイーツ・お菓子、飲料、お酒、日用品、美容・健康など色々なジャンルを取り扱っています。
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取扱商品 | 食品、スイーツ・お菓子、飲料、お酒、日用品、美容、
健康、その他 |
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会員登録 | 無料(一般会員) |
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支払方法 | クレジットカード、代金引換 |
特徴 | 国内最大級の社会貢献型ショッピングサイト。 購入金額の一部を寄付できる。 |
購入金額の一部が自動的に寄付される仕組みになっています。寄付先は、海外・環境保護・災害対策・医療・動物保護・社会福祉支援活動を行う団体なので、買うだけで社会貢献できます。
「KURADASHI(クラダシ)」の送料は、1回注文ごとに550円かかります。有料にプレミアム会員(月額550円)になると、何個でも何回かっても送料全て無料になります。
ロスオフ(旧:在庫ロス掲示板):生産者と消費者をつなぐコロナ救援サイトとして設立
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ポケットマルシェよりも、色々なジャンルの商品を取り扱っています。
取扱商品 | 野菜、果物、米・穀類、お茶、魚介類、肉、卵・乳、蜂蜜、加工食品、
花・観葉植物、食品、スナック・お菓子、飲料、美容・健康、日用品、 ペット用品 |
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会員登録 | 無料 |
送料 | 配送手段、配送料金は商品によって異なる |
支払方法 | クレジットカード決済 コンビニ決済 |
特徴 | 全国の生産者・卸業者・販売者さんと直接つながる 珍しい食材が手に入る |
ロスオフは、2020年3月に、生産者と消費者をつなぐコロナ救援サイト「在庫ロス掲示板」として立ち上がったサイト。2021年に新しくロスオフとしてリニューアルしました。
中には、送料無料の商品もあり、本当にこのお値段で!?というものも多いです。是非チェックしてみてくださいね!
まとめ(家庭でできるフードロス対策:野菜の有効活用法)
フードロスの削減は、私たち一人ひとりが実践できる身近な取り組みです。
正しい保存方法を学ぶことで、野菜の寿命を延ばし、無駄を減らすことができます。さらに、企業や団体の取り組み、フードロス削減のための通販サイトなど、様々なツールや方法を活用することで、私たちはより効果的にフードロスを減らすことができます。